【雑記】個人的なおすすめ漫画(連載中のもの)その2

2017.11.23
木村家ヰサク
著者:木村家ヰサク
個人的おすすめ漫画記事第2弾。

ダンジョン飯(著)九井諒子

待ってろドラゴン、ステーキにしてやる! 九井諒子、初の長編連載。ダンジョンの奥深くでドラゴンに襲われ、金と食料を失ってしまった冒険者・ライオス一行。再びダンジョンに挑もうにも、このまま行けば、途中で飢え死にしてしまう……。そこでライオスは決意する「そうだ、モンスターを食べよう!」スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!! 襲い来る凶暴なモンスターを食べながら、ダンジョンの踏破を目指せ! 冒険者よ!!

タイトルからして面白そうですが、その名の通りダンジョンのモンスターを調理して食べる作品です。

肉体を酷使する冒険者と栄養補給のための食事という相性もよく、またダンジョン飯行為がストーリー上無理なく組み込まれているのも○です。
世界観はウィザードリィやダンジョンマスターを思わせるところがあり、ゲームをプレイしたことがある人はより楽しめます。

グルメだけでなく単純に漫画としての完成度が高く、メシ抜きでもかなり面白いです。基本的にはコミカルというか楽観的なノリで、シリアスさとのバランスもいいです。また何故そのようなノリとなるのかの裏付けもされています。
各キャラクターの思考パターンや性格がしっかりと確保されており、ちゃんと生きている感じがします。

甘々と稲妻(著)雨隠ギド

妻を亡くし、ひとりで娘の子育てに奮戦する数学教師・犬塚。料理が苦手で小食で味オンチな彼は、ひょんなことから教え子・飯田小鳥と、一緒にごはんを作って娘と3人で食べることに!! 月刊「good!アフタヌーン」誌上で連載開始当初から話題沸騰! 愛娘&女子高生と囲む、両手に花の食卓ドラマ、開幕です!!

こちらも食事を扱う漫画です。近年はグルメ漫画が非常に多くなりましたが、いろいろ読んでみると「食事」という基本的な行為とはなんなのか見えてくるものがあり面白いです。

主人公たちは料理のエキスパートではなく、むしろ初心者でいろいろな料理に挑戦していきます。美食や栄養よりも作ったり皆で一緒に食べたりする行為に重点が置かれています。
甘々と稲妻では料理と食事はコミュニケーションを生むために行っているような感じがします。黙々とご飯を食べる「孤独のグルメ」とは対照的に感じました。

スーパーのお惣菜や大衆食堂など、食べ物などはまとめて作り消費した方が実際のところ効率はよく、経済にも好影響を与えます。しかし料理と共食は栄養補給だけではなく、その他多くのことをもたらすのだと思いました。極端な話しんどいときにお湯を沸かすだけでも落ち着いてきたりするもんです。
でもぼっち飯もいいものですよ。

不滅のあなたへ(著)大今良時

何者かによって“球”がこの地上に投げ入れられた。その球体は、情報を収集するために機能し、姿をあらゆるものに変化させられる。死さえも超越するその謎の存在はある日、少年と出会い、そして別れる。光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……刺激に満ちたこの世界を彷徨う永遠の旅が始まった。これは自分を獲得していく物語。

「聲の形」でとんでもない才能(技能?)を発揮した大今先生のファンタジー作品。今作でもとてつもない才気です。
どうしようもなく無常で残酷な世界で、しかしそれをさらっと描いてしまうところや、我々の現代社会と全く違う価値観を完璧に描ききるところは、弐瓶勉先生作品の「人形の国」に通ずるものがあります。異世界転生ものとは一線を画していますね(disっている訳ではない)

1巻だけだとよく分からない感じなので、それ以降の巻も一緒に読むことをおすすめします。

おすすめというより自分が読んでいる漫画を紹介しているだけな気がする。