インプロビゼーション研究 序文

アバター画像
著者:木村家ヰサク

ホーム » 音楽 » ギター研究 » インプロビゼーション » インプロビゼーション研究 序文

ラジオパーソナリティのトークと同じ

インプロビゼーション(即興演奏)はその名の通り、即興で演奏する事ですが、このための技術があります。特にジャズではそれがジャンルの一部であるかのように振る舞われ、深く研究されています。
これは大まかな構成台本があっても、一字一句話す内容が決まっていないラジオパーソナリティのトークと同じで、そう考えると即興と言う行為自体に価値が見出されるのも当然と言えます。
(またそれとは別に、決まっている台本の朗読劇にもまた別の楽しみがあります。)

インプロの練習をしているとその自由さ故に正解が分からなくなり、そもそもインプロとは何なのかと悩み出す事があります。その場合は前述のトークについて思い出すのが良い手の一つです。

練習法(アプローチ)

私はインプロマスターとは程遠いので、記事を通して習得(と楽しみ)したいと思います。
トークでは分かりませんが、とにかくたくさん演奏する、という方法では即興の能力を高めることは出来ません。
インプロ習得の練習としては、アプローチの方法を定め一つずつこなしていくことが効率が良いとされています。
練習は定められた制限の元に行います。

・演奏と休止の(タイミング)アプローチ

・ハーモニーからのアプローチ

・スケールからのアプローチ

・モチーフからのアプローチ

一つのトピックについて暫くの間(30~40分程度)練習したら、一切の制限を考慮せず自由にインプロする時間を作ります。
この際は、聴覚と直感のみで弾いてみます。これでうまくいかなかったとしても、また練習を繰り返すだけです。
できるだけ毎日同じトピックの練習に時間を割きます。

練習計画

・目標/限界の設定

毎日練習するトピックを1つ~数個選び、それぞれ1時間~30分程度行います。

・トピックの理解

練習前にトピックについて把握しておきます。聴覚的なイメージもしっかりと持っておきます。

・結果の分析

練習の演奏は録音し、長所や欠点を特定します。また、どれくらいトピックをモノにしているかを分析します。もちろん、音楽的である必要はありません。

 

即興に伴奏はつきもの。友人の演奏家と一緒に楽しく研究・習得したいところですね。
ところで私の足元にはルーパーという便利な機材があります。

loop
これなら友達の少ない私でも楽しく進めることが出来ますね(悲しみ)